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生物の話題で「退化」という言葉は、あまり好ましくないかもしれません。
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ただ、ある機能、器官を消失した場合、そのような印象を受ける人も多いかと思います。
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例えば、昆虫の最も特徴的な器官である翅の消失などは、退化の印象を強く受けるかもしれません。
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飛翔という優れた行動を失うことは、非常に大きな損失のように思いますが、どのようなメカニズムが働いているのでしょうか。
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今回は「翅を失った昆虫」、その代表としてガ類を紹介します。
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(今回の紹介は、『チョウとガの不思議な世界』(2021年前半発売予定)の
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「飛べなくなったガ類」(新津修平)をもとにしています)
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昆虫が発育の途中で、翅を消失してしまうことは、あのダーウィンも指摘しています。
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特に、シャクガ、ドクガ、ミノガのメスにおいて、その現象が見られます。
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しかも、その消失という現象には、いくつかのパターンがあり、上記3つの科によく観察できます。
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