|
(上)仮親に対して翼の裏側を誇示するジュウイチの雛。
|
右下囲いは宿主であるルリビタキの雛の口内の紫外線写真。
|
寄生したジュウイチのヒナはルリビタキの親鳥(仮親)に餌をもらい、
|
|
|
雌雄で外見が異なる性的二型に加えて、雄内で年齢による二型が存在するルリビタキ。高齢な雄は青色(上)、若い雄はオリーブ褐色(中)、雌はオリーブ褐色(下)。後者ふたつの外観は見分けがつかないほど似ている。
|
その時、この仮親に自分が子どもと認識してもらうように、
|
体の特定の部分が紫外線に特に強く反射するようになっています。
|
つまり翼の裏側と口内が強く反射するようになっていて、
|
これによって餌を仮親からもらいやすくなってい流とされます。
|
また、健康なヒナほど紫外線の反射が強いこともわかっていて、
|
(以上、「1章 鳥がみている色彩の世界」田中啓太より)
|
婚外交尾と呼ばれるもので、別のつがいのオスと交尾することです。
|
鳥の世界では少なからず、メスが間男と交尾し卵を産み、
|
間男の存在を疑い子どもに給餌する回数が著しく減ることです。
|
|
|
では、そもそもなぜ、メスは婚外交尾するのでしょうか。
|
例えばツバメのオスは、尾羽が長いほどメスを惹きつける傾向があります。
|
そして間男になるオスは、尾羽が長い傾向にあることが検証されています。
|
|
|
夫が自分の血縁者であった場合、子どもの生存率は低くなります。
|
このリスクヘッジのため、非血縁者である間男を父親として選ぶという仮説もあります。
|
さらに別の仮説によれば、キンカチョウによる検証では、
|
婚外交尾する個体は遺伝的に決まっていることが示されています。
|
つまり、「EPC をするオスの娘はEPC をするようになる傾向をもつ」(「5章 EPC 今昔物語」三上かつら)とされます。
|
このような遺伝的な相関性の検証は、「パーソナリティ」というテーマとして近年、
|
動物たちが、いかにコストをかけず、いかに確実に、いかに多くの子どもを残そうとしているか、
|
『寄生バチと狩りバチの不思議な世界』装丁が完成しました。
|
丸山宗利博士による推薦の言葉も帯に入れ、印刷手配できました。
|
「ハチというと人を刺す昆虫という印象を持つ人が多いが、大半は他の生物に寄生し、人に害を与えることはない。世界では15万種以上のハチが知られているが、その背景には寄生相手との駆け引きで進化した、驚くほどの生活様式の多様性がある。本書では日本の気鋭のハチ学者たちが、世にも面白いハチの多様性を余すところなく紹介している。」
|
|
|
完成が見えてきまして、予約注文の受付をはじめました。
|
https://ws.formzu.net/dist/S93315378/
|
上記のリンクから、ご希望のタイトルの部数と発送先を入力し、
|
なお、ハチたちの綺麗な写真が手元にたくさんありますが、
|
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・
|
文章だけでは伝わらない臨場感を、動画で視聴できます。
|
要匡先生による「ケラチン」「コラーゲン」など入稿。
|
返信いただけましたら次回からの執筆に反映させていただきます。
|
メールマガジンの解除はこのメールに「解除します」と一言ご返信ください
|
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
|
株式会社 一色出版 Isshiki publishing
|
〒112-0001 東京都文京区白山2-2-6 -402
|
TEL 03-6801-6905/FAX 03-6801-6915
|
https://www.isshikipub.co.jp/
|
https://twitter.com/isshiki_shuppan
|
|
|
|
|