彼らの場合は、寄生といってもいわゆる寄生バチとは異なり、
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ふ化した幼虫は、同居人であるタマバチ幼虫を捕食することはありません。
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その代わり、同居人のえさと空間を奪うことによって、
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「寄生が巧みなハチ」に挙げられるのではないでしょうか。
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ただし、有剣類の場合は「基本的には、寄生性は殺傷寄生」となっていて、
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(「第11章 剣をもった寄生バチ」三田敏治より)。
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主にはウンカ、ヨコバイに寄生することが知られています。
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幼虫は成熟すると、「寄主の中身だけをみごとに吸いつくした」あと、
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このカマバチの最たる特徴は、名前の通りカマを持つこと。
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カマは雌だけが持ち、寄主をとらえるのに最適化されています。
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例えば、木の芽に擬態してじっとしているヨコバイには、
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カマブトカマバチの小さなカマでしっかりと捕らえられます。
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一方で、長く発達したカマを持つツヤクロトゲヌキカマバチは、
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ハチには珍しいカマを装備し、それぞれ寄主の特徴に応じてカマを利用する
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カマバチは「寄生が巧みな寄生バチ」に加えられるでしょう。
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三つ目は、木に寄生するキバチに寄生するヒラタタマバチです。
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(「第9章 キノコとキバチと寄生バチ」藏滿司夢より)。
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このヒラタタマバチが寄主を探す際に手がかりとするのは、
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例えば、ヒラタタマバチの寄主であるノクチリオキバチは担子菌の一種
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(Amylostereum areolatum)と共生関係にあるとされます。
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ノクチリオキバチは、木に産卵する際、この担子菌も接種して、
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担子菌が接種され2週間ほど経つと、キバチ幼虫がふ化し、木の奥へと移動しようとします。
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この時に発するにおいに最も敏感に反応して、ヒラタタマバチは産卵します。
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ノクチリオキバチの母バチは、自分の子どもが、木を食べやすくなるよう共生菌を注入するのに、その共生菌のにおいを利用して寄生するヒラタタマバチ。
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『寄生バチと狩りバチの不思議な世界』表紙が完成しました。
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ハチ、寄生の印象際立つものができましたのではないでしょうか。
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完成が見えてきまして、予約注文の受付をはじめました。
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https://ws.formzu.net/dist/S93315378/
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上記のリンクから、ご希望のタイトルの部数と発送先を入力し、
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なお、ハチたちの綺麗な写真が手元にたくさんありますが、
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文章だけでは伝わらない臨場感を、動画で視聴できます。
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要匡先生による「ケラチン」「コラーゲン」など入稿。
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返信いただけましたら次回からの執筆に反映させていただきます。
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