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いわゆるチョウよりもガの方が種数は相当に多いということは、
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チョウの多様さを見てみると、その豊富さはガよりも印象的です。
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ガといえば、何か地味で、多様さも感じられない印象を受けないでしょうか?
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なぜ、地味な印象をもつガはここまで多様化したのか、
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(今回の記事は現在制作中の『チョウとガの不思議な世界』
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しかし、チョウやガの体は柔らかく、壊れやすいために、
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その生き物に関係する物、痕跡の化石は見つかることがあり、
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それらも起源を知るのに、重要な情報を持つことがあります。
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最古の鱗粉の化石が、花粉や胞子の化石と一緒に発見されたと、
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ところが、この鱗粉化石はさらに7000万年さかのぼる時期のもので、
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従来の起源よりもずっと前からガが存在していたことを示しています。
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生物が食事をした痕跡、つまり食痕を調べるという方法も取られています。
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食べ方をみると育ちや性格がわかる、とは人間で言われますが、
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昆虫においても、その食べ方によって、どんな昆虫だったのか、
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その食べ方の痕跡から、その昆虫の生活史が推測できます。
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中でも、祖先的なガとされるコバネガは、咀嚼型の口器を持ちます。
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