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卵塊を保護するオオアカズヒラタハバチ(Cephalcia isshikii)の母親。トウヒの針葉を鋸状の産卵管で切開し、そこに卵の柄を埋め込んで固定する。母親は大あごをかざして天敵から卵を守る。
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またクキバチはじめキバチの仲間の成虫は、特別長い産卵管を錐のように使って、
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図4.トサヤドリキバチ(Ophrynopus tosensis)。腹部に収納された長い産卵管を繰り出して材内に生息する昆虫の幼虫に産卵する、原始的な寄生バチである。写真提供:渡辺恭平。
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同時に葉など食事しやすい環境のもとで生育できます。
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人間の赤ちゃんが母親のお腹の中で安全かつ栄養に困らず発育できたり、
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母親のお腹で発育できることに似ているかもしれません。
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ここで、キバチの中でも際立って特徴的な習性をもつ、
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2 キノコと共生するキバチの戦略
(ここからは「9章 キノコとキバチと寄生バチ」[筆者・蔵滿司夢]より紹介します)
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このキバチは体内に、菌類をお腹の中に飼っているのです。
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そのキノコが木質を分解し、キバチの幼虫が食事しやすくなるという仕組みです。
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このような仕組みは、栄養の少ない、かつ分解の難しい木質部から、
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いかに効率的に栄養を摂取するか、その適応の結果と言えるかもしれません。
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クマノミズキの衰弱木に産卵するクロヒラアシキバチのカップル。
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菌類と共生関係のないキバチ、クロヒラアシキバチでは、
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生まれてくる幼虫が食事しやすい環境になっています。
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またオンライン版のみのご購入もできるようになりました。
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下のリンクから「寄生バチと狩りバチの不思議な世界(オンライン版)」
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上記のリンクから、ご希望のタイトルの部数と発送先を入力し、
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なお、ハチたちの綺麗な写真が手元にたくさんありますが、
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文章だけでは伝わらない臨場感を、動画で視聴できます。
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2項目の入稿がありました。原稿は9割りほど揃った印象です。
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「21.1 肝機能指標に関わる遺伝子」(杉山真也 国立国際医療研究センター研究所ゲノム医科学プロジェクト副プロジェクト長)
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「消化・吸収に関わる遺伝子」(松尾洋孝 防衛医科大学校 分子生体制御学講座)
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返信いただけましたら次回からの執筆に反映させていただきます。
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