これによって今や、日本人の平均寿命はおよそ84歳に達したようです。
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気がつけば私も平均寿命の折り返し地点を6年前に通過。。。
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長生きしたい訳ではないですが、ヒトの寿命がどのように決まるのかは気になります。
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生き物の寿命は、細胞の老化に大きな影響を受けるとされます。
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器官がきちんと働いてくれるおかげで、ヒトはもちろん、個体は生きて活動できます。
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細胞の複製が止まってしまうと、個体がいつも通りの活動ができなくなってしまいます。
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ですから、細胞の複製が止まってしまうことは、個体の活動、ひいては生命の維持にも関わってくることです。
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であれば、細胞がどんどん複製しつづけてくれさえすれば、ずっと健康に長生きできそうです。
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このテロメアは、特に活発に細胞が複製されているところです。
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活発な複製はいいのですが、複製と同時に困ったことが起こります。
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複製の回数に応じて、染色体の末端であるテロメアは短くなっていきます。
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ヒトの身長が年齢とともに低くなっていくように、テロメアも再生するごとに短くなっていきます。
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最終的になくなってしまうことはありませんが、半分ほどにまで短くなります。
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歳をとるとともに、このような複製が止まった細胞が個体内に増えていきます。
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老化細胞の蓄積が、個体の老化と結びついているとされます。
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細胞の世界でも少子高齢化が進むのあまり良くないようですね。
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とは言っても、老化細胞が増えることは悪いことばかりではありません。
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個体の老化自体も良い悪いというのは難しいですが、細胞老化によるメリットもあります。
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例えば、がん化の抑制をはじめ、組織の維持や再生を支持が挙げられます。
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・テロメアの長さが半分以下になると細胞複製が停止する
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・斎藤成也他編『ヒトゲノム事典』2020、一色出版
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