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クヌギの芽に産卵するタマバチ。産卵管を差し込んで卵を産み付ける。(p.63、図3より)
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そして成虫になると、大アゴによって穴を開けて脱出し、
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図4 タマバチが作り出すさまざま虫こぶ。左上:ナラハスジトガリタマフシ、右上:ナラハウラサカズキタマフシ、左下:カシエダフクレズイフシ、右下ナラハナケタマフシ。(p.64、図4より)
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この疑問に正確に答えることは、現段階ではできないようですが、
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一つの考えには、寄生バチによる攻撃から守るためとされています。
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タマバチの作る虫こぶの中にも甘露に似た液体を分泌し、
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例えば、日本に生息するハコネナラタマバチAndricus hakonensisもその一種です。
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ナラエダムレタマフシ。甘露状の液体にアリが集まる。(p.69、動画02より)
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https://youtu.be/QTcDq46SkDk
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しかしアリが離れると、虫こぶへの攻撃が激しくなるとされます。
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アブラムシの場合、自らが糖を排出物として出しているようです。
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一方タマバチの場合、虫こぶの中の幼虫が甘い液体を出しているわけでなく、
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植物の中には「花外蜜腺(かがいみつせん)」といって、
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しかし、このタマバチの寄生する木であるコナラなどでは、
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先ほどから、同じ寄生バチからも攻撃されると述べてきましたが、
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さらに、より身近である、同じタマバチ科のタマバチに寄生される
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居候というと、単に宿主の同居人のような印象ですが、
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図10 同じ種類の虫こぶから出てきたイソウロウタマバチ族(左)とナラタマバチ族(右)のタマバチ。よく似ているが、後体節(腹部)の特徴などで見分けることができる。(p.71、図10より)
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しかし、タマバチの世界では取締り規制がゆるいのか、
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タマバチの世界の過酷さの一端が垣間見れないでしょうか。
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https://ws.formzu.net/dist/S93315378/
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https://tameshiyo.me/9784909383129
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https://www.isshikipub.co.jp/parasiticwasp-tameshi/
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上記のリンクから、ご希望のタイトルの部数と発送先を入力し、
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なお、ハチたちの綺麗な写真が手元にたくさんありますが、
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文章だけでは伝わらない臨場感を、動画で視聴できます。
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返信いただけましたら次回からの執筆に反映させていただきます。
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