昆虫たちの不思議な性の世界

昆虫たちの不思議な性の世界

『昆虫たちの不思議な性の世界』書評掲載(日本農業新聞2018/8/5)

昆虫の性について、面白いエピソードだけでなく、マジメに解説した本書の内容を巧みに紹介していただいています。「害虫」への言及があるのは、さすが農業新聞さんといったところでしょうか。
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信濃毎日新聞にて紹介記事

ショウジョウバエの仲間では精子の長さが58ミリあって、ヒトの精子の1000倍に達する(?!)という文章が記事にあり、本書を読み返したら確かに第2章に記載がありました。 信濃毎日新聞様に『昆虫たちの不思議な性の世界』を著者のお一人東城先生...
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昆虫DNA研究会、出席(2018.07.22 in 伊丹市昆陽池公園スワンホール)

酷暑の関東から逃げるように向かった先は大阪の伊丹。 JR京都線で伊丹駅を降りると、都内をはるかに上回るセミの声と酷暑猛暑。。。 ただ研究会の行われる館内は空調がきいており、発表者の皆さまの発表内容も、心地よく耳に入りました。 主催者の八木...
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昆虫たちの不思議な性の世界 オオアオイトトンボの交尾行動

トンボにおいてオス・メスが連結したタンデム飛翔がよく観察されるが、交尾を終えた後も仲良くつがいで行動しているのは、ほのぼのとした姿ではなく、交尾を済ませたメスを自由に解放させられない(他のオスに奪われないようにガードする)という交尾後の...
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昆虫たちの不思議な性の世界 精子の間接的な受け渡し

私たち人間にとっては、精子を渡すのに、間接的なやり方っていうのが想像つきませんが、昆虫の割と原始的な種類のものは、間接的な方法を取っています。 トビムシという昆虫では、どうするかというと、、、、 精子をそこいらにばら撒きます! こんな...
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昆虫たちの不思議な性の世界 精子を食べるメスの昆虫

キリギリスやフタホシコオロギでは、オスが精包をメスにプレゼントして受精を行います。 この精包というのは、精子を包んだ栄養分で、これを受け取ったメスは自分の生殖器に付着させつつ、これを食べます。 精子の包みを食べるとは、、人間から見ればとっ...
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昆虫たちの不思議な性の世界 ゴキブリの求愛

交尾姿勢も進化してきたことはご存知でしょうか? 昆虫の最も祖先的な交尾姿勢は、メスが上に乗る姿勢だったとされています。 現在、よく見られるオスが上に乗る姿勢とは逆の形ですね。 ゴキブリの交尾姿勢もこのパターンで、メスが上になります。 その...
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昆虫たちの不思議な性の世界 オスメスを決定するSxl遺伝子

昆虫のオスメスが決まるのは、どのような仕組みなのか? 昆虫に興味のある人なら、このような疑問を持ったことはあるのではないでしょうか。 人間ではテストステロン(男性ホルモン)やエストラジオール(女性ホルモン)といった性ホルモンが大きな役割...
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昆虫たちの不思議な性の世界 オスメスで異なる体のカタチ

たいていはオスの方が特徴的な形をもっているようですね。 大顎がおおきかったり、触覚が大きくて長くて変わった形をしていたりするのがいます。目が異様に離れているのはシュモクバエが有名でしたが、他にもコオロギやゾウムシでもそういった特徴を持つ...
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昆虫たちの不思議な性の世界 QRコードから見られる動画、ホタルの連続点滅

一度見て見てください、ホタルの群れの光が幻想的に川に沿ってゆらめいています。 パソコンのモニターを通しても、十分この迫力、様子が感じられると思いますよ。 自分も最初この動画を見た時は、「おおっ」と思わず声がもれました。 こういった動画を...
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昆虫たちの不思議な性の世界 原始的なハチのおかしな卵の産み方

カブラハバチというハチを知っていますかね? 大根につく害虫として知られてもいるようですが、かなり原始的なグループのハチのようです。 そのハチの卵の産み方がちょっと変わっています。 受精卵と未受精卵を海分けられるのですが、それぞれで産卵に...
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昆虫たちの不思議な性の世界 交尾スタイルの進化

最も初期のものはメスがオスにのるスタイルだったようです。カゲロウ、コオロギなどがこのスタイルとして挙げられます。 徐々にオスがのるスタイルに変わっていきますが、オスが上になっても交尾器による精子の受け渡しは下側なので、腹部をひねって行う...
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昆虫たちの不思議な性の世界 メスが主導するトンボの交尾

全国どこでもよく見られるトンボの交尾のお話です。 把握器という部位を使ってオスがメスの頭を捕まえながら交尾をするのですが、精子の受け渡し自体はメスが主導的に行っているようです。 次回、トンボの交尾を見る機会があったら、ここで紹介されてい...
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昆虫たちの不思議な性の世界 複雑に進化したイシノミの求愛行動

昆虫の中でも原始的なグループになるイシノミですが、精子をメスに受け取ってもらうためには、やはり一手間かけなくてはならないようです。 動画を見てもらえればわかりますが、複雑な工程を経て、受け渡しが成立しています。 いろいろな交尾様式が見ら...
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昆虫たちの不思議な性の世界 メスが食事している間に交尾する!?

3種の昆虫たちによる婚姻贈呈を紹介しています。 交尾にいたるプロセスは一緒ですが、贈るものがちがったりしていることがわかります。 こんなところまで人間と似ているのか、と感心してしまいますが、人間が昆虫に似たんだ、と昆虫たちは思っているか...
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昆虫たちの不思議な性の世界 オバボタルについて大場先生が紹介

YouTubeで本ブログの動画公開中! →  ホタルは成虫になってから発光するものとばかり思っていましたが、そうとは限らないようですね。 しかし、発光というのは不思議ですよね。光ってコミュニケーションをとったり、天敵に警告したり、どうしてこ...
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昆虫たちの不思議な性の世界 夏の虫の鳴き声とラテン音楽

YouTubeで本ブログの動画公開中! →  コオロギのことは、イタリア語で「グリッロ」と呼ぶようです。 これはラテン音楽で使用される楽器「グイッロ」に由来しているようで、楽器と虫の鳴き声が似ていることに由来しているようです。 それだけでな...
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昆虫たちの不思議な性の世界 求愛と呼び鳴きを比べてみると。。

YouTubeで本ブログの動画公開中! →  エンマコオロギのふた通りの鳴き方を比較してみました。 こういった違いも、実際のなき声を聞いてみると、違いは明らかにわかりますね。 求愛の鳴き方は、そう言われると、なぜか求愛っぽく聞こえてしまうの...
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昆虫たちの不思議な性の世界 日本人と昆虫

コラム「日本人と昆虫」の紹介です。 「枕草子の夏の段にはホタルが、秋の段には鳴く虫の声が登場するように、季節を映し出す昆虫たちは、高貴な人々の風雅な楽しみのひとつであった。」と紹介されています。 今は蛍を見ることは簡単ではありませんが、...
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昆虫たちの不思議な性の世界 カブトムシのツノの出来かた?

YouTubeで本ブログの動画公開中! → カブトムシのツノのもとになっている所、またそのできかたの紹介です。 もとになっているところは、しわしわの塊で、蛹の時期からツノになるために、シュッとシワがのびてツノが出来上がることが解説されて...

ミエリン鞘はとも呼ばれ、軸索に巻き付いて絶縁体として働く構造である。これにより神経パルスはミエリン鞘の間隙を跳躍的に伝わる(跳躍伝導)ことで神経伝達が高速になる。ミエリン鞘は末梢神経系の神経ではシュワン細胞、中枢神経系ではオリゴデンドロサイトから構成される。

脳の中にある空洞のこと。脳脊髄液で満たされている。脊髄にあるものは中心管と呼ばれる。

神経堤細胞は脊椎動物の発生時に見られる神経管に隣接した組織。頭部では神経、骨、軟骨、甲状腺、眼、結合組織などの一部に分化する。

細胞の生体膜(細胞膜や内膜など)にある膜貫通タンパク質の一種で、特定のイオンを選択的に通過させる孔をつくるものを総称してチャネルと呼ぶ。筒状の構造をしていて、イオンチャネルタンパク質が刺激を受けると筒の孔が開き、ナトリウムやカルシウムなどのイオンを通過させることで、細胞膜で厳密に区切られた細胞の内外のイオンの行き来を制御している。刺激の受け方は種類によって多様で、cGMPが結合すると筒の穴が開くものをcGMP依存性イオンチャネルと呼ぶ。TRPチャネルも複数のファミリーからなるイオンチャネルの一群であり、非選択性の陽イオンチャネルである。発見された際に用いられた活性化因子の頭文字や構造的特徴から、A (Ankyrin), C (canonical), M (melastatin), ML (mucolipin), N (no mechanoreceptor), P (polycystin), V(vanilloid)の7つのサブファミリーに分類されている。TRPは、細胞内や細胞外の様々な刺激によって活性化してセンサーとして働いたり、シグナルを変換したり増幅したりするトランスデューサーとしての機能も併せ持つ。温度センサーやトウガラシに含まれるカプサイシンのセンサーとしても機能していることが知られている。

任意の遺伝子の転写産物(mRNA)の相同な2本鎖RNAを人工的に合成し生物体内に導入することで、2本鎖RNAが相同部分を切断して遺伝子の発現を抑制する手法。2006年には、この手法の功績者がノーベル生理・医学賞を受賞している。

様々な動物種間で塩基配列やアミノ酸配列を比較することによって、類似性や相違を明らかにする手法。この解析によって動物種間の近縁関係や進化の過程を予測することが可能になる。

発生過程で神経管を裏打ちする中胚葉組織であり、頭索類・尾索類では背骨のような支持組織としての役割を持つ。脊椎動物では運動ニューロンの分化を誘導するなど発生学的役割を持つ

魚類に顕著にみられる鰓のスリットで、哺乳類では発生の初期にはみられる。発生が進むと複雑な形態形成変化が起き、消失するが、外耳孔などは鰓裂の名残ということができる。

動物の初期発生において最初の形態形成運動として原腸陥入が起こる。原腸は消化管に分化する。この原腸陥入によって生じる「孔」を原口と呼ぶが、これが将来の動物の体の口になるのが前口動物であり、肛門になるのが後口動物である。半索動物、脊索動物は後口動物である。

ナマコの幼生のことをオーリクラリア幼生と呼ぶが、ウニのプルテウス幼生、ヒトデのビピンナリア幼生、ギボシムシのトルナリア幼生など、形態的共通性をもつ幼生全体をまとめてオーリクラリア(型)幼生と呼ぶ。今日ではディプルールラ型幼生という呼び方が広く使われている。この説はガルスタングが1928年に提唱した。その時代にはオーリクラリアという用語が使われたため(ディプリュールラ説ではなく)オーリクラリア説と呼ばれている。

Hox遺伝子はショウジョウバエで発見されたホメオティック遺伝子の相同遺伝子である。無脊椎動物のゲノムには基本的に1つのHoxクラスターがあり、脊椎動物のゲノムには4つのHoxクラスターがある。Hoxb1は4つあるクラスターのうちのBクラスターに属する1番目のHox遺伝子という意味である。

脊椎動物胚の後脳領域には頭尾軸にそった分節性(等間隔の仕切り)がみられる。この各分節をロンボメアと呼び、図14に示すように7番目までは形態的に明瞭に観察できる。

脊椎動物のゲノムにはふたつか3つのIsletが存在する。Isletは脳幹(延髄、橋、中脳)の運動性脳神経核に発現して、運動ニューロンの分化に関与している。

感桿型では光刺激はホスホリパーゼCとイノシトールリン酸経路を活性化させる。繊毛型ではホスホジエステラーゼによる環状GMPの代謝が関与している。

気嚢による換気システムは獣脚類と呼ばれる恐竜から鳥類に至る系統で段階的に進化していったと考えられる。

このような特異な形態は胚発生期には見られず、生後に発達する。その過程は頭骨に見られる「テレスコーピング現象」と並行して進む。