スポーツの世界史

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ブルマーの誕生(スポーツの世界史)

アメリア・ブルーマーは、冬場に引火してたびたび焼死にいたらしめた着脱困難な重い衣服を脱ぎ、ウエストを17インチにまで締め付けることが望ましいとされたコルセットを外して、代わりに動きやすい、トルコズボン風の衣服を着用することを推奨した。 新...
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フランスで始まったモーター・スポーツ(スポーツの世界史11)

自動車の都市間レースは、『ル・プティ・ジュルナル』による、1894年のパリ・ルーアン間レース(127キロ)を嚆矢とする。 その翌年からは、パリ・ボルドー・パリ間(1178キロ)をはじめとする複数の都市間レースが催され、今日にいたるモータ...
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自転車レースは、どのようにして始まったか?(スポーツの世界史10)

足蹴り木製二輪車 ドライジーネを発明したのは、19世紀初頭のドイツだったが、ペダル式自転車 ヴェロシペードの量産化に成功したのは、1861年のフランスだった。 都市間自転車ロードレースはこのヴェロシペードを用いて始められ、1869年のパ...
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競馬の誕生と各国への普及(スポーツの世界史9)

1660年5月、イギリスでは空位のままだった国王の座に、フランスに亡命中のチャールズが即位する。内戦によって途絶えていた「コッツウォルド オリンピック ゲーム」も、王政復古後に復活したと伝えられる。競馬の聖地 ニューマーケットが発展し始め...
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FCバルセロナ、レアルマドリードの誕生(スポーツの世界史、第4章スペインより)

スペインでのサッカーの最初の記録は、リョピスによると1872年とされる。現存する1部リーグのチームを見てみると、スペイン北部のビルバオでイギリス人労働者とスペイン人留学生によって作られたアスレティック・クルブが1898年に(1901年もし...
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クーベルタンのオリンピアへの情景(スポーツの世界史07)

1863年の元旦、ピエール・ド・クーベルタンはパリで、男爵夫妻の第4子として産声を上げた。国家間の対立・協調関係がめまぐるしく入れ替わる時代に生きることになる少年ピエールは、普仏戦争とこれに続いたパリ・コミューン下のフランス人同士の凄惨な...
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フーリガンの歴史(スポーツの世界史、第1章)

1966年に自国開催したサッカーW杯における優勝は、スエズ危機以降、次第に実感されるようになっていたイギリス帝国の国際的威信低下の中で、自信回復の象徴となった。 それと同時に、サッカー場ではフーリガンと呼ばれる若者たちの問題が前景化して...
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マンチェスターユナイテッドの登場(スポーツの世界史、第1章)

 19世紀中葉以降、世界の工場と呼ばれた繁栄の時代の中で、労働者階級の生活状況も、特に熟練工においては大きな改善を見ていた。数次の工場法によって、工場労働者の土曜半休日が実現し、実質賃金も上昇した。身体の強壮と男らしさの宣揚は階級を超え...
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『スポーツの世界史』④ 「第1章 イギリス」 ーフットボール リーグの成立

『スポーツの世界史』の中から興味深い記事を紹介していきます。 今回は第4回になります。 ①1870年代から生まれたフットボール・クラブ 世界の工場と言われる以後リスの繁栄のなかで、工業の盛んな都市部で労働者の生活レベルが上昇し、クラブがで...
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『スポーツの世界史』③ 「第1章 イギリス」 ー形を変える「スポーツ」

『スポーツの世界史』③ 「第1章 イギリス」 ー形を変える「スポーツ」 ①会員制クラブでのたしなみ 植民地戦争をリードしたイギリスではコーヒーハウスと呼ばれる社交場でチョコレート、コーヒー、タバコがたしなまれていました。 その中で、特定の...
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『スポーツの世界史』②:“スポーツマン”の誕生

スポーツの世界史の中から興味深い記事を紹介していきます。 今回は第二回になります。 前回ではスポーツという言葉の由来「あそび」または「気晴らし」という意味であったことを紹介しましたが、今回は17世紀以降、それが近代スポーツの発祥の地、イギ...
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『スポーツの世界史』①:「あそび」から始まったスポーツ

今回から現在制作中の本『スポーツの世界史』の中から、興味深い話題を紹介していこうと思います。 今回はスポーツという言葉の由来を紹介していきます。 動画の最初の絵はロンドン近郊、12世紀頃、動物どうしを戦かわせて楽しんでいる人たちを描いたも...
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スポーツの世界史 編著=坂上康博、中房敏朗、石井昌幸、高嶋 航 B6サイズ/652ページ/4500円+税/2018年9月25日発売/ISBN978-4-909383-04-4 本書は、専門家向けの論文集でも、また事典や教科書で...

ミエリン鞘はとも呼ばれ、軸索に巻き付いて絶縁体として働く構造である。これにより神経パルスはミエリン鞘の間隙を跳躍的に伝わる(跳躍伝導)ことで神経伝達が高速になる。ミエリン鞘は末梢神経系の神経ではシュワン細胞、中枢神経系ではオリゴデンドロサイトから構成される。

脳の中にある空洞のこと。脳脊髄液で満たされている。脊髄にあるものは中心管と呼ばれる。

神経堤細胞は脊椎動物の発生時に見られる神経管に隣接した組織。頭部では神経、骨、軟骨、甲状腺、眼、結合組織などの一部に分化する。

細胞の生体膜(細胞膜や内膜など)にある膜貫通タンパク質の一種で、特定のイオンを選択的に通過させる孔をつくるものを総称してチャネルと呼ぶ。筒状の構造をしていて、イオンチャネルタンパク質が刺激を受けると筒の孔が開き、ナトリウムやカルシウムなどのイオンを通過させることで、細胞膜で厳密に区切られた細胞の内外のイオンの行き来を制御している。刺激の受け方は種類によって多様で、cGMPが結合すると筒の穴が開くものをcGMP依存性イオンチャネルと呼ぶ。TRPチャネルも複数のファミリーからなるイオンチャネルの一群であり、非選択性の陽イオンチャネルである。発見された際に用いられた活性化因子の頭文字や構造的特徴から、A (Ankyrin), C (canonical), M (melastatin), ML (mucolipin), N (no mechanoreceptor), P (polycystin), V(vanilloid)の7つのサブファミリーに分類されている。TRPは、細胞内や細胞外の様々な刺激によって活性化してセンサーとして働いたり、シグナルを変換したり増幅したりするトランスデューサーとしての機能も併せ持つ。温度センサーやトウガラシに含まれるカプサイシンのセンサーとしても機能していることが知られている。

任意の遺伝子の転写産物(mRNA)の相同な2本鎖RNAを人工的に合成し生物体内に導入することで、2本鎖RNAが相同部分を切断して遺伝子の発現を抑制する手法。2006年には、この手法の功績者がノーベル生理・医学賞を受賞している。

様々な動物種間で塩基配列やアミノ酸配列を比較することによって、類似性や相違を明らかにする手法。この解析によって動物種間の近縁関係や進化の過程を予測することが可能になる。

発生過程で神経管を裏打ちする中胚葉組織であり、頭索類・尾索類では背骨のような支持組織としての役割を持つ。脊椎動物では運動ニューロンの分化を誘導するなど発生学的役割を持つ

魚類に顕著にみられる鰓のスリットで、哺乳類では発生の初期にはみられる。発生が進むと複雑な形態形成変化が起き、消失するが、外耳孔などは鰓裂の名残ということができる。

動物の初期発生において最初の形態形成運動として原腸陥入が起こる。原腸は消化管に分化する。この原腸陥入によって生じる「孔」を原口と呼ぶが、これが将来の動物の体の口になるのが前口動物であり、肛門になるのが後口動物である。半索動物、脊索動物は後口動物である。

ナマコの幼生のことをオーリクラリア幼生と呼ぶが、ウニのプルテウス幼生、ヒトデのビピンナリア幼生、ギボシムシのトルナリア幼生など、形態的共通性をもつ幼生全体をまとめてオーリクラリア(型)幼生と呼ぶ。今日ではディプルールラ型幼生という呼び方が広く使われている。この説はガルスタングが1928年に提唱した。その時代にはオーリクラリアという用語が使われたため(ディプリュールラ説ではなく)オーリクラリア説と呼ばれている。

Hox遺伝子はショウジョウバエで発見されたホメオティック遺伝子の相同遺伝子である。無脊椎動物のゲノムには基本的に1つのHoxクラスターがあり、脊椎動物のゲノムには4つのHoxクラスターがある。Hoxb1は4つあるクラスターのうちのBクラスターに属する1番目のHox遺伝子という意味である。

脊椎動物胚の後脳領域には頭尾軸にそった分節性(等間隔の仕切り)がみられる。この各分節をロンボメアと呼び、図14に示すように7番目までは形態的に明瞭に観察できる。

脊椎動物のゲノムにはふたつか3つのIsletが存在する。Isletは脳幹(延髄、橋、中脳)の運動性脳神経核に発現して、運動ニューロンの分化に関与している。

感桿型では光刺激はホスホリパーゼCとイノシトールリン酸経路を活性化させる。繊毛型ではホスホジエステラーゼによる環状GMPの代謝が関与している。

気嚢による換気システムは獣脚類と呼ばれる恐竜から鳥類に至る系統で段階的に進化していったと考えられる。

このような特異な形態は胚発生期には見られず、生後に発達する。その過程は頭骨に見られる「テレスコーピング現象」と並行して進む。