円形の競技場の中に放たれた暴れ牛を2組の騎馬で追い込むチリのロデオ、荒馬乗りの技術を競うアルゼンチンやウルグアイのヒネテアーダといった元来牧童たちの生業と密接に結び付いたスポーツが、植民地期の間にレクリエーションとして、また興行スポーツとして確立した。中でも独創的なのがアルゼンチンのパトである。これは騎馬によるバスケットボールとでも呼ぶべきチームスポーツで、17世紀に成立したとされる。「パト」とはスペイン語でアヒルを指し、これは元々生きたアヒルをボール代わりに使っていたことに由来する。